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★第7回計画認定事業 詳しくはこちら(税制)

 

★第7回計画認定事業 詳しくはこちら(財政)

 

◆事業内容

 

BNCTは、がん細胞に取り込まれたホウ素化合物に中性子線を照射することで、がん細胞だけを選択的に破壊するもので、再発性がんなどの難治性がん対策として注目を集める治療法である。現在京都大学原子炉実験所において、臨床研究が進んでいる。

 

このBNCTについて、これまでの原子炉を使った手法だけでなく、病院内でも設置可能な普及型加速器を使って実施することができれば、難治性がん対策が進むとともに、医薬品・医療機器産業の発展、成長にもつなげることができる。

 

そのため、原子炉を活用した臨床研究を高度医療に認定することや、これまでの原子炉を使った臨床研究結果を普及型加速器やホウ素薬剤の治験に活用することを可能とすること、さらには院内合成PET薬剤の譲渡制限を緩和することにより、治験期間の短縮化を実現し、早期の実用化、産業化を図る。

 

また、BNCTを実施するためには、中性子の挙動を把握するなど、専門的な人材が不可欠となる。人材の育成には、普及型加速器だけでなく、原子炉を使い汎用的に中性子挙動を理解する必要がある。具体的には、医師以外では、特に、中性子を中心とした医療用放射線に関する高度な知見を有する者の国家資格化を進めることなどが必要であり、これにより、安定的な医療の提供が可能となる。なお、この専門的な人材の育成に関しては、関係する学会も取組みを進めているところである。

 

◆当該事業の先駆性

 

BNCTは、再発性がんなどの難治性がん対策として、国内外からも注目を集める治療法である。その先駆性は平成20 年に内閣府の先端医療開発特区(スーパー特区)の課題に採択されている有望なテーマであることからも明らかである。

近時では、中皮腫に対する臨床研究が予定されているなど、難治性がんに対する治療方法として先駆的な役割を担っている。

 

さらに京都大学原子炉実験所では世界で初めて、普及型加速器の開発に成功しており、世界的にも先駆的な事業として注目を集めている。

 

◆当該事業の熟度を示す事項

 

(1)京都大学原子炉実験所は、大阪大学をはじめ、関西各地の基幹病院とネットワークを有し、現在、330 症例を超える臨床研究の実績を有するとともに、わが国で唯一本格的にBNCTの研究が実施されている施設である。

 

(2)また、その普及に不可欠な中性子源となる普及型加速器を、同所と住友重機械工業(株)が共同開発するとともに、ホウ素薬剤についても、大阪大学、大阪府立大学と製薬会社が高品質で大量に作成できる技術を共同開発しており、現在、普及型加速器とホウ素薬剤の治験に向けた準備を進めている。

 

(3)さらに、大阪大学では高感度のPET を有するとともに、BNCTに必要なPET薬剤の合成技術を有し、臨床研究や治療法の普及の一翼を担っている。

 

(4)加えて、京都大学原子炉実験所は、これまでの豊富な臨床研究を通じ、この治療法に不可欠な専門的人材を多数擁している。

 

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