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関西イノベーション国際戦略総合特区 パンフレット&地区別リーフレット
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◆事業内容

 

「(仮称)大阪オープン・イノベーション・ヴィレッジ」において、ICTを基盤技術として、グリーン・イノベーション分野における研究開発、人材育成、事業創出を推進する。

 

特に、イノベーションを加速するインフラとして、大学・研究機関を結ぶ通信ネットワーク(SINET)と高速通信の実証実験を行う新世代通信網テストベッド(JGN)のアクセス拠点を開設し、当該アクセス拠点において、企業によるスーパーコンピュータと高速通信ネットワークの利用をサポートし、ICTを活用した、グリーンテクノロジー分野における革新的な製品・サービスの開発を実現する。

 

<ICTを活用した開発事例>

 

1)高性能化を実現する電池等の材料をスーパーコンピュータでシミュレーション

 

電池に使用する材料の分子レベルの挙動や電極反応などをスーパーコンピュータでシミュレーションすることによって、高性能な材料を分子レベルから設計することが可能となる。

 

さらに、化学、電気、熱、光の各エネルギーの相互変換と貯蔵、輸送、利用にかかる本質的な理解をすすめることができ、既存製品より相当レベルの高い性能を持つ電池の開発を行うことができる。

 

2)スマートグリッドにおけるエネルギー使用の最適分配と使用量の可視化

 

オフィス、商業施設、集合住宅が集積する大都市において、エネルギーの最適配分を実現するためには膨大なシミュレーションが必要となる。スーパーコンピュータによって様々な条件下におけるシナリオを想定するとともに、高速通信ネットワークによって使用量のリアルタイムな可視化技術を開発し、各施設と各機器を結ぶために必要なデータ量と通信速度、並びに必要な計算能力を実証実験することが可能となる。

 

3)組み込みソフトウェアの開発促進

 

スマートグリッドの実現には通信機能と連動したエネルギー制御を行う機能の実装が不可欠であり、その機能を実現するソフトウェアの開発が必要となる。機器に組み込むソフトウェアは、その挙動の安全性を保証するためにスーパーコンピュータを使用して想定外の利用状況におけるプログラムの挙動をテストする必要がある。

 

また、こうした取組みを、うめきた地区に対する求心力の磁場として位置づけ、産学官の多様な主体を惹きつけることにより、より多くのマッチングを生み出し、大学や研究機関等の有する優れた研究シーズや、企業アイデア、生産技術等の融合を図るとともに、うめきた地区の立地特性を活かし、消費者ニーズやアイデアを踏まえた新しいバッテリー活用のアプリケーションモデルの検討等も行いつつ、バッテリー・エネルギー関連のプロジェクト創出を図る。

 

さらに、将来的には、こうしたプロジェクトから生み出された成果の社会実装に向け、うめきた地区2期開発区域などの公共空間や公共インフラを活用した、実証実験の実施のコーディネートを行い、これらの総合的な取組により、バッテリー・エネルギー技術の早期実用化を促進する。

 

<具体的な実証試験事例>

 

1)複数の電力需要に効率的に対応するカセット型蓄電池・統合システムの開発

 

太陽光発電等の再生可能エネルギーや夜間電力等を活用して蓄電する装置(デポ)を地区内に分散配置し、地区内を巡回するEV バスの交換用電源として活用するだけでなく、地区内や建物における非常時の電源やピークカット用の電源にも活用できるシステムを実証・開発する。ここで実証されたシステムをアジア諸都市へ展開することで、逼迫するアジアの環境問題や、電力問題の解決に貢献するとともに、我が国、特に関西が強みを有する電池産業の更なる発展を促進させる。

 

2)実証フィールドでの可視化等の実証実験のための環境整備

 

地下水を活用したビルや建物の空調にかかるエネルギーを削減するシステムなどの先進的な環境技術を実証フィールドや公園等において実証実験を行い、技術や製品を市民や企業など多くの人々に参加体験してもらうことで、国際市場へのビジネス展開に取組む企業のマーケティングを支援し、技術開発を促進させる。

 

◆当該事業の先駆性

 

専用回線で接続されたスーパーコンピュータの利用環境を有し、さらに都心型の実証試験エリアの活用と社会ニーズを捉えた開発を可能とするこの取組みは、他に類を見ない先駆的なものであり、西日本発の我が国の国際競争力強化に大きく貢献する。

 

◆その他当該事業の熟度を示す事項

 

(仮称)大阪オープン・イノベーション・ヴィレッジに関して、ICT分野で協働する大阪大学等とネットワークインフラの接続を含め、具体的なプロジェクトの調整を既に行っている。

 

また、試行的な取組みとしてグリーンテクノロジー関連分野において、大学等の有する研究・技術シーズを関西の中堅・中小企業へとつなげるためのマッチング会を開催しており(平成23年3月、8月)、複数の案件のマッチングが成立している。マッチング会については今後引き続き、定期的に開催する予定である。

 

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